新 聞 紙 ア ー ト

松井広島市長様を表敬訪問


 

 

ニュースペーパー・カリグラフィーに挑戦!


2014年8月、松井広島市長様を表敬訪問しました。


私が考案した、「新聞紙を筆代わりに」書道をするニュースペーパー・カリグラフィーを一緒にしていただきました。


今年5月、松井市長様のご依頼でお名刺のお名前を筆で揮毫させて頂きました。前衛書道を続けてきて半世紀が過ぎ、書道人生を振り返る意味でも是非お会いして書道文化の向上についてお話ししたかったのです。

 

新聞紙を筆代わりに書道をする「ニュースペーパー・カリグラフィー」は、
新聞紙の裁断面の「溝」が出るように、手の中に入る大きさに折り畳みそれを筆代わりにします。
世界中に新聞紙はあります。
私の夢は、世界中に新聞紙を使って日本の伝統書道をお伝えすることです。
今回、松井市長様に私が考案した書道をご一緒にして頂き大変励みになりました。
これからも、自分を信じて前衛書道を続けていこうと思います。
 
 

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ご指導の文字の横画の「一の字」が2本か書けたところへ
松井市長様が「作品を完成させましょう!」と言われ
横画の下に、カタカナの「ハの字」に似たものを揮毫されました。
松井市長様は、芸術でも造詣がお深いと思いました。

2011年12月27日 旧日本銀行広島支店
県内の市民団体が、冬休みを利用して25日から5日間、東日本大震災で被災した福島県の高校生17名を受けいられました。
旧日本銀行広島支店で27日、17名の高校生に「ニュースペーパー・カリグラフィー」をご指導いたしました。

新聞紙で、筆代わりの筆をつくります。
全員に、筆の体験をしてもらいました。
最初は、漢字の「一」を書いてもらいました。
正しく筆が、運べましたか?
皆さんに、書きやすい象形文字をご指導し、漢字「一」の下に「川」を書いてもらいました。
新聞紙の裁断面、ギザギザの溝が綺麗な擦れの線になってとてもよく書けました。
高校生お一人に、書いた作品を見せてもらいました。
筆になれたところで、自分が書きたい文字をご指導いたしました。
「繋」をご希望です。
彼女は、「美」をご希望です
広島の「広」を書かれた高校生は、新聞記者からインタビューを求められました。
和紙いっぱい「愛」と、一緒に書きました。
彼女は「楽」をお望みです。
思い思いの文字を、寄せ書きしてもらうため大きな紙へ「星」と新聞紙の筆で中央に揮毫いたしました。
大きな「星」の周りへ、高校生思い思いの文字を書いてもらいます。
17名の高校生は、漢字一文字どんな思いで何という文字を書かれるのでしょうか
完成しました。
高校生の皆さんから、笑顔画がこぼれています。
引率の赤城先生も加わって、完成作品と記念撮影をしました。
2011年3月11日、東日本大震災に遭われまだ9ヶ月です。
赤城先生のご指導が良いのだと思います。
17名の高校生は、皆さん明るくお元気です。
「星」の周りに、思い思い17種類の文字が書かれました。
私は、驚きました。偶然かもしれませんが、誰一人同じ文字がないのです。
「思」「心」「広」「寒」「深」「謝」「想」「楽」「笑」「美」「繋」「食」「光」「愛」「導」「嵐」「澄」
大震災に遭われて、まだ9ヶ月です。
どんな思いで、それぞれの文字を選ばれたのでしょうか?
大震災から10年。
17名の高校生にご指導したことは、私にとって貴重な体験でした。
福島の一日も早い、復興を願うと同時に
彼女たちのご健康とご多幸を心からお祈りいたします。
 
 

2010年1月「ネッツ・BOXギャラリーⅡ」で発表
新聞紙を畳んで筆代わりの筆で書道をします。
2010年4月から、高齢者施設、保育園、障がい者さん施設へボランティア訪問講座しています。
高価な筆を購入しなくても、身近な新聞紙を折り畳んで書道をします。
墨も少ない量で書く事が出来るし、書く紙と手とが近いので体験することで、瞬時に楽しさを体感出来ます。
エコな時代に、「エコ」な書道、墨跡が素敵な「新聞紙アート」作品をご覧下さい。


 

2012年

第36回 東洋書芸院展
墨 鳥の子
(2012年 90.0cm×180.0cm)
 

画用紙 墨
(55.0cm×38.0cm)
 

和紙 墨
(28.0cm×25.0cm)

 

第27回産経国際書展 準大賞作品
墨 鳥の子
(2010年 90.0cm×180.0cm)
「生と死」の界(さかい)の作品 4月の応募間近になっても、作品が書けません 家族ぐるみで、長年仲良くしていたご夫婦のご主人が4月始めに亡くなりました 応募、締め切りまで後一週間 「死ぬことは生まれ変わること」と悟った時、 一気に描けた作品です心からご冥福を御祈り致します
 

第28回産経国際書展 国際大賞
墨 鳥の子
(2011年90.0cm×180.0cm)
「刻」とき と読みます  第27回産経国際書展に出品した「界」を前提に描きました 太い幹から、何か枝のようなものが蠢いている ゆっくり動くもの  足早に先を急ぐもの 立ち止まって動かないもの 人生、それぞれの「とき」を表現しました